低位発熱量
燃料が燃焼し、仕事に変えることができる熱量を低位発熱量と呼ぶ。この一部がエンジンの仕事になり、エンジンの熱効率は、仕事を熱量に換算した値を供給した燃料の発熱量で割った値であるが、このとき低位発熱量を用いる。ガソリンの低位発熱量は約4万4000kJ/kg(1万500kcal/kg)である。一方、燃焼により水蒸気が生成するが、これを水の状態で存在すると考えた場合、蒸発熱も発熱量に加わることになる。これを高位発熱量という。エンジンの排気ポートに排出されるガス中の水は水蒸気で、あるため、燃料の発熱量としては蒸発熱を差し引いた低位発熱量を用いる。
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