伸尺
溶融金属は鋳型内に入ってから、温度低下とともに容積を減らし、凝固時に収縮し、さらに固体になってからも冷却によって収縮する。この縮み分を見込んで模型をつくらなければ、製品は指定寸法より小さくなってしまう。そのため縮み分(縮み代)を余分に目盛った物差しを用いて模型をつくる。この物差しを伸尺という。金属の種類によって縮み代は違い、通常は、鋳鉄は8~10/1000、アルミニウム合金は10~12/1000、ダクタイル鋳鉄は12~14/1000、鋳鋼は14~20/ 1000が使われる。
参照 鋳造収縮- >> 「伸尺」を含む用語の索引
- 伸尺のページへのリンク