伝説のボス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/11 20:46 UTC 版)
「サルヴァトーレ・ダキーラ」の記事における「伝説のボス」の解説
シチリア系移民の中から登場した初期のマフィアボスだが、影響力や活動内容など未知な部分が多い。裏社会の番人のように振る舞い、掟を破った者に公開裁判を行ってペナルティを宣告するなどした。内部証言者ニコラ・ジェンタイルのマフィア暴露本「ヴィタ・ ディ・カポマフィア」が唯一のまとまった情報源で、ダキーラに関する犯罪史家の著述のほとんどは、ジェンタイルに大きく依存している。 元々ハーレムに住んでいたが、ブルックリン次いでブロンクスに移った。生涯を通じてハーレムやロウアー・マンハッタンの縄張りを取り込もうと何度も攻勢をかけたが、モレロ派に阻まれた。ギャングの各派閥にスパイを送り込み、危険分子を探してはブラックリストに入れ、暗殺を工作したといわれる。マッセリアと同様、血縁関係にはこだわらず、非シチリア系ギャングも取り込んだ。ジェンタイルによれば、非常に残忍かつずる賢い男で、マフィアリーダーとして、尊敬される以上に恐れられる存在だったという。ダキーラが率いた組織は、アル・ミネオ(マッセリア派)、スカリーチェ、マンガーノ(両方とも旧ダキーラ派)と受け継がれ、ガンビーノ一家となった。
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