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伊藤秀三

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 04:15 UTC 版)

伊藤 秀三( いとう しゅうぞう、1932年 - )は日本の生態学者。長崎大学名誉教授。専門は植物生態学。日本ガラパゴスの会会長、チャールズ・ダーウィン財団評議員、日本巨樹巨木林の会会長などをつとめる。

来歴

広島県竹原市出身。1955年、広島大学理学部生物学科卒業。同大学院理学研究科修了。理学博士。日本自然保護協会研究員などをへて、1970年長崎大学教養部教授となり、のち長崎大学環境科学部教授。1998年に退官し長崎大学名誉教授となる。

長崎県の島嶼部をはじめ、ハワイ諸島ガラパゴス諸島小笠原諸島の植生調査に従事。特に、ガラパゴス諸島については、1964年以来、計七回にわたって学術調査を行った。ガラパゴス研究の第一人者といわれる。

2001年、自然環境功労者環境大臣表彰受賞。

2014年、瑞宝中綬章受章[1]

著書

  • 『群落の組成と構造』伊藤秀三編、朝倉書店、1977年
  • 『雲仙・原生沼の研究』伊藤秀三編、長崎県環境部、1980年
  • 『新版・ガラパゴス諸島 -「進化論」のふるさと』中公新書、1983年
  • 『ガラパゴス諸島-生きものたちの進化と生態』岩波書店、1985年
  • 『長崎県の無人島-その自然と生物』伊藤秀三、松岡數充共編、長崎県自然保護協会、1993年
  • 『島の植物誌-進化と生態の謎』講談社、1994年
  • 『ガラパゴス諸島-世界遺産 エコツーリズム エルニーニョ』 角川書店、2002年
  • "Field notes of Galápagos Vegetation Studies in 1970 and 1978" Nagasaki University Library, 2009

訳書

  • 『島の生命』 ジョン・スパークス著、講談社,1977年
  • 『図説エコロジー環境生態の百科』キース・リード他著、宮脇昭, 伊藤秀三共訳、小学館,1979年

関連書

  • 『島と海峡の自然と生物』伊藤秀三教授退官記念事業会編、1998年

脚注

  1. ^ 平成26年春の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. p. 2 (2014年4月). 2015年4月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。

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