他の選手による評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:13 UTC 版)
20世紀に日本プロ野球始まって以来の最高の速球投手は誰かとの話題になった際、様々な人の話を総合すると、沢村が一番速かったとされる。沢村が応召を受けてその全盛期を見ていない、1938年以降に入団した川上哲治・千葉茂らはスタルヒンが速かったと言う。一方で、沢村とスタルヒンの両方を見ている三原脩・水原茂らによると、確かにスタルヒンも速かったが、沢村はそれ以上でボールがグーンとホップしてきたとされる。 一方で、沢村と同じ時代にプレーした苅田久徳は、1989年に行われた別所毅彦との対談にて、沢村の球速について「その当時あれだけの速い球を・・・まあ140(キロ)ちょっとあったかな。145くらいありましたかね。沢村君には悪いけれども、あのくらいの球には慣れてたんだよ、ぼくは。というのは、向こう(アメリカ)に行って127回も試合しているんだ。その間に球の速いピッチャー、いろんなのにぶつかったからね」と語っている。 直球について、小中高と沢村と組んだ捕手の山口千万石曰く「打者の膝元でホップ」し、彼の指を曲げるほどの威力があった。実際に対戦している元大阪タイガースの松木謙治郎も「浮き上がってくるのでバットに当たらない」ということを何度も強調している。
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