今昔物語集の逸話とは? わかりやすく解説

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今昔物語集の逸話

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 01:05 UTC 版)

藤原陳忠」の記事における「今昔物語集の逸話」の解説

今昔物語集28信濃守藤原陳忠落入御坂第三十八信濃守任期終え京へ帰還する陳忠は、信濃美濃国境の神坂峠を過ぎるとき、乗っている馬が踏み外し、馬ごと深い谷へ転落した随行者たちが谷を見下ろすと、とても生存しているようには思われなかった。しかし、谷底から陳忠の「かごに縄をつけて降ろせ」との声が聞こえ、かごを降ろし引き上げてみるとかごには陳忠ではなくヒラタケ満載されていた。再度かごを降ろし引き上げると今度こそ陳忠がかごに乗っていたが、片手一杯ヒラタケ掴んでいる。随行者たちが安心し、かつ呆れていると、陳忠は「転落途中木に引っかかってみれば、すぐそばにヒラタケがたくさ生えているではないか宝の山入って手ぶら出てくるのは悔やみきれない。『受領倒るところに土をもつかめ』と言うではないか。」と言い放った。 陳忠の名は、『今昔物語集』28信濃守藤原陳忠落入御坂第三十八」の逸話広く知られている。(右記参照) この逸話は、受領貪欲さをよく表すものとされ、また同時に、この逸話によって、陳忠は貪欲な受領典型例として認識されることとなった神坂峠に近い長野県阿智村園原には、『今昔物語集』逸話に基づく「藤原陳忠碑」が建立されている。

※この「今昔物語集の逸話」の解説は、「藤原陳忠」の解説の一部です。
「今昔物語集の逸話」を含む「藤原陳忠」の記事については、「藤原陳忠」の概要を参照ください。

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