京都府農林水産技術センター 海洋センターとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 公共機関 > 京都府の行政 > 京都府農林水産技術センター 海洋センターの意味・解説 

京都府農林水産技術センター 海洋センター

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/23 13:58 UTC 版)

京都府農林水産技術センター 海洋センター
設立 1899年(明治32年)
目的 水産試験場
所在地 京都府宮津市小田宿野1029-3
座標 北緯35度33分26.2秒 東経135度15分13.2秒 / 北緯35.557278度 東経135.253667度 / 35.557278; 135.253667座標: 北緯35度33分26.2秒 東経135度15分13.2秒 / 北緯35.557278度 東経135.253667度 / 35.557278; 135.253667
テンプレートを表示

京都府立農林水産技術センター海洋センター(きょうとふりつのうりんすいさんぎじゅつセンターかいようセンター)は、京都府における水産業の研究・指導を目的として設置された京都府立の研究所。本場は京都府宮津市にある。海洋センターではあるが、内水面漁業の試験等も行っており、また海洋センターの名が示すとおり、水産技師・海事技師(調査船の運行をする船員)の他、環境技師も在籍する。すぐ近所には、国営の栽培漁業センターも隣接している。

京都府の漁業は日本海側に面しているため、隣接する大阪府滋賀県の水産関係部署よりも、福井県兵庫県鳥取県の水産関係部署との連携が強い。1899年(明治32年)に宮津市字柳縄手に設置された京都府水産講習所が始まりである。

組織

組織の長は所長である。

  • 本所:京都府宮津市小田宿野1029-3
    • 業務部:総務および調査船の運行を担当。
    • 海洋調査部:京都府沿岸海域の水温・塩分・流れなどの漁場環境を把握するための調査の他、(アジ・サバ・イワシなどの)浮魚類の動向の把握調査。定置網の漁具性能に関する調査。漁場生産力に関する調査。定地水温観測業務を担当。
    • 海洋生物部:トリガイ・イワガキの養殖用種苗の生産および、海藻類やアワビ・サザエなどの磯根資源を対象とした試験研究・養殖技術の開発の他、内水面漁業に関する事および、魚病対策・防疫などを担当。
  • 京都府水産事務所
    • 所在地:京都府宮津市字鶴賀2062:漁業免許・認可などの漁政や、水産業の改良普及を担当する、京都府の水産関係部署で(海洋センターを除けば)本庁水産課を除けば、唯一の水産関係の出先機関。

沿革

  • 1899年(明治32年) - 宮津市字柳縄手に京都府水産講習所として開所。
  • 1906年(明治39年) - 宮津市字鶴賀(現在の水産事務所所在地)に新築移転。
  • 1942年(昭和17年) - 京都府水産試験場に改称。
  • 1976年(昭和51年) - 京都府立海洋センターに改称し、現在地に移転。
  • 1988年(昭和63年) - 栽培漁業指導船・みさき(FRP製・17t)を建造。
  • 1997年(平成9年) - 海洋調査船・3代目平安丸(鋼製・183t)を建造。
  • 2009年(平成21年) - 組織再編により、京都府農林水産技術センター海洋センターに改称。

市販出版物

  • 『丹後の魚ウオッチング』 京都新聞社、1983年。
  • 『海と生きる』 行路社、1997年。
  • 『丹後の海に学ぶ-京のお魚大集合』 京都新聞出版センター、2005年。

所有特許

  • トリガイの新品種の作出方法(特許登録番号:No.4078651)

現在の主要研究対象生物

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「京都府農林水産技術センター 海洋センター」の関連用語

京都府農林水産技術センター 海洋センターのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



京都府農林水産技術センター 海洋センターのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの京都府農林水産技術センター 海洋センター (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS