京武久美とは? わかりやすく解説

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京武久美

京武久美の俳句

五月くる綻び何の軽さかな
扇風機団扇他人行儀かな
春泥の乾く音して余人かな
浮寝鳥父とは未生の恐れかな
辞書のなかをレモンころがる暮らしかな
 

京武久美

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 09:40 UTC 版)

京武 久美(きょうぶ ひさよし、1936年2月4日 - 2023年7月6日[1])は俳人青森県出身。

青森市立野脇中学校2年のとき同級だった寺山修司と友人となり、青森県立青森高等学校時代は文芸部にて共に活動し俳句短歌に熱中した。高校1年のとき、京武の俳句が地方新聞の俳壇に掲載されたことへの競争意識が寺山の句作の原点であり、ライバルであった。

1954年、第1回全国高校生俳句コンクール1位。ちなみに2位は寺山。10代の若者のための全国的俳誌『牧羊神』を寺山とともに始めたことで名を知られている。

1954年、青森高校卒業後、東北海運局職員。金子兜太の「海程」で活躍。2009年に第一句集『二月四日』を発表した。

2023年に死去していたことが翌2024年1月25日になって判明した[2]

著書

  • 句集『二月四日』(文學の森、2009年)

脚注

  1. ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.196。
  2. ^ “青森市出身の俳人、京武久美さん死去”. Web東奥. (2024年1月26日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1713927 2024年1月26日閲覧。 



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