亜鉛緑/コバルト緑 Zinc Green / Cobalt Green
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/01 06:31 UTC 版)
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亜鉛緑・コバルト緑は亜鉛とコバルトの酸化物固溶体。1780年にドイツ人のリンマンによって発見された。A.P.ローリーによれば、最初に文献に登場するのは1835年である。コバルトの亜鉛に対する比率は僅かであり、コバルトと亜鉛の比率を多少変えても色合いは殆ど変化しない。耐光性が高く、濃酸には侵されるがアルカリには侵されない。加えて、かなりの高温でも影響を受けない。しかしながら、不透明な無機顔料としては透明性が高く、彩度もそれほど高くないのに高価であるため、美術家には喜ばれていない。マグネシウムを添加したものは暗緑色であり、そうでないものは淡い青緑色になる。Colour Index Generic Name, Pigment Green 19。
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