亜鉛欠乏症の診断
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 15:48 UTC 版)
亜鉛欠乏症は、亜鉛欠乏の臨床症状と血清亜鉛値によって診断される。亜鉛欠乏症の症状があり、血清亜鉛値が亜鉛欠乏または潜在性亜鉛欠乏であれば、亜鉛を投与して症状の改善を確認することが推奨される。 亜鉛欠乏症の診断基準 下記症状/検査所見のうち1項目以上を満たす臨床症状・所見皮膚炎、口内炎、脱毛症、褥瘡(難治性)、食欲低下、発育障害(小児で体重増加不良、低身長)、性腺機能不全、易感染性、味覚障害、貧血、不妊症 検査所見アルカリホスファターゼ(ALP)低値 上記症状の原因となる他の疾患が否定される 血清亜鉛値(血清亜鉛値は早朝空腹時に測定することが望ましい)60μg/dL未満(亜鉛欠乏症) 60〜80μg/dL未満(潜在性亜鉛欠乏症) 亜鉛を補充することにより症状が改善する。
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