五智如来堂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 01:51 UTC 版)
本堂の東側に建つ簡素な堂で、五智如来像を安置する。末寺であった普光寺の本尊を移した像で、棟札には「五智山普光寺廃虚に付本寺境内に建立 奉再建五智如来堂一宇 連光山大圓寺二十一世上人朝宗欽言 維弘化三丙午年(一八四六)五月吉祥日」とある。五智如来像は東寺講堂像をはじめ、安祥寺(京都市山科区)、大日寺(奈良県吉野町)、金剛三昧院(和歌山県高野町)、遍明院(岡山県瀬戸内市)などにあるが、当院の五智如来像はこれらと異なり5体とも立像であり、大日如来像を菩薩形でなく通常の如来形に表すなど、図像的に珍しいものである。
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