五大湖への侵入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/17 05:52 UTC 版)
ウェランド運河を通ることでナイアガラ滝を迂回して五大湖に侵入した。ヒューロン湖・ミシガン湖で大増殖し、1950-1980年代にピークに達した。これは乱獲とウミヤツメの侵入により、頂点捕食者のレイクトラウトがほぼ消失していたことに起因する。この時代、本種の季節的な大量死により、湖岸には多数の死骸が漂着していた。これを制御するためにギンザケ・マスノスケなどの太平洋産サケが導入され、サケ/エールワイフ群集が成立することとなった。これは釣り人には喜ばれたが、一方で多くの在来種の減少を招いている。
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五大湖への侵入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/05 07:08 UTC 版)
五大湖への侵略的外来種である。元の生息地はニューヨーク州・バーモント州にあるフィンガーレイクスやシャンプレーン湖だった。オンタリオ湖で確認されたのは1830年代で、元々生息していたのかは不明だが、1825年に開通したエリー運河を通して侵入した可能性もある。1919年にウェランド運河が改修されたことで、オンタリオ湖からエリー湖に侵入してすぐに同等の個体密度にまで増殖し、1930年代にはミシガン湖・ヒューロン湖、1940年代にはスペリオル湖にも侵入して在来魚を減少させた。被害を受けたのはレイクトラウトやシロマス類などの魚であり、これらの頂点捕食者の減少は生態系全体に悪影響を与えている。捕食者の減少は別の外来魚であるエールワイフの激増も招き、さらに在来種に影響を及ぼすことになった。
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