五十里彰とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 五十里彰の意味・解説 

五十里彰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/14 00:17 UTC 版)

五十里 彰 いかり あきら
生誕 1971年9月
富山県
居住 日本
研究分野 薬学
研究機関 静岡県立大学
岐阜薬科大学
出身校 富山医科薬科大学薬学部卒業
富山医科薬科大学大学院
薬学研究科博士後期課程修了
主な業績 生活習慣病イオン輸送体
異常に関する研究
マグネシウム再吸収機構と
調節因子に関する研究
主な受賞歴 日本薬学会東海支部
学術奨励賞
2004年
とやま賞学術研究部門(2004年)
日本薬学会奨励賞2009年
プロジェクト:人物伝
テンプレートを表示

五十里 彰(いかり あきら、1971年9月 - )は、日本薬学者。専門は、生理学分子生物学薬理学学位は、博士(薬学)富山医科薬科大学・1999年)。静岡県立大学薬学部准教授などを経て、岐阜薬科大学薬学部教授。

来歴

生い立ち

1971年生まれ[1]。将来薬剤師になろうと考え、富山医科薬科大学(のちの富山大学)に入学した[2]薬学部薬科学科にて薬学を学んでいたが[3]、在学中の学生実習や卒業研究をきっかけに研究活動に従事したいと考えるようになり、次第に大学教員を志すようになる[2]。大学卒業後は、そのまま富山医科薬科大学の大学院に進学した[3]1996年修士(薬学)の学位を取得する[2]1999年薬学研究科の博士後期課程を修了し[3]博士(薬学)の学位を取得した[4]。論文の題は 「胃酸分泌細胞におけるプロスタグランジンE[2]感受性塩素イオンチャネルと細胞防御機構」[5]。なお、その間に日本学術振興会の特別研究員になっている[6][7]

研究者として

大学院修了後、静岡県立大学に採用され、薬学部の助手となった[6][7]2005年には、同学部の講師に昇任する[6][7]。また、静岡県立大学の大学院では、薬学研究科の講師も兼務した。現在は、静岡県立大学の薬学部の准教授として、薬学科の講義を担当する[1][6]。また、大学院の薬学研究科でも准教授を兼務していたが、同研究科が生活健康科学研究科と統合され2研究院1学府に再編されたことにともない、新たに発足した薬学研究院において引き続き准教授を兼務することとなった[1]菅谷純子三輪匡男らとともに、生体情報分子解析学を担当する研究室に所属した[8]2013年10月、岐阜薬科大学の薬学部にて教授に就任し、生化学研究室の講義を担当することになった[9]

研究

専門は薬学。主に生理学分子生物学薬理学など幅広い分野を研究している[10]。所属する学会は日本薬学会、日本生理学会、日本マグネシウム学会、日本生化学会など[11]

高血圧症の予防や治療を目指し、腎臓などにおけるイオン輸送体の研究に取り組んでいる[12]。具体的には、生活習慣病とイオン輸送体の異常の関連性やマグネシウムを再吸収するメカニズムとその調節因子、ストレスによっての吸収を亢進するメカニズムなどの研究を行っている[13]

略歴

受賞歴

脚注

  1. ^ a b c 教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)
  2. ^ a b c 五十里彰「大学で学生と共に新薬開発を目指す」『大学院修了生・卒業生メッセージ|就職等進路|富山大学 薬学部富山大学
  3. ^ a b c 「学歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』
  4. ^ 「学位」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』
  5. ^ 博士論文書誌データベース
  6. ^ a b c d 「主な経歴」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』
  7. ^ a b c 「主な経歴・受賞歴」『「とやま賞」受賞者名鑑』富山県ひとづくり財団。
  8. ^ 「教員紹介」『rinyaku_teacher静岡県立大学薬学部医療薬学大講座生体情報分子解析学分野・大学院薬学研究科生体情報分子解析学講座
  9. ^ 五十里彰「PROFILE」『日本生理学雑誌』76巻2号、日本生理学会、2014年3月、59頁。
  10. ^ 「専門分野」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』
  11. ^ 「所属学会」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』
  12. ^ 「現在の所属・活動」『「とやま賞」受賞者名鑑』富山県ひとづくり財団。
  13. ^ 「主要研究テーマ」『教員情報詳細:静岡県立大学教員データベース / 静岡県立大学 - ウェイバックマシン(2011年6月4日アーカイブ分)』

関連人物

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「五十里彰」の関連用語

五十里彰のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



五十里彰のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの五十里彰 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS