事故前の前兆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 04:09 UTC 版)
「モロ・キャッスル号火災事故」の記事における「事故前の前兆」の解説
事故発生1か月前の7月29日、船長は軽食をとった際に体調に異常をきたし、船医から薬物中毒と診断されたが薬物の特定にはいたらなかった。更に1か月後の8月27日、アメリカ政府からキューバ政府に供与される武器弾薬を輸送している際に船倉火災が発生。自動消火装置により鎮火したものの、船長は自分の命が狙われていると考え、事故発生1週間前の9月1日以降、自室に閉じこもり、幹部船員が訪れる以外の連絡は電話で行っていた。そして事故発生6時間前の9月7日午後7時50分頃、ハリケーンの荒天下、減速を進言するため一等航海士が船長室を訪れたところ、船長が浴槽内で死亡しているのを発見した。船医は心不全と判断したが原因は不明であった。このため、一等航海士が船長代理を務めることになった。
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