事件後の文化財に関する対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 05:44 UTC 版)
「寺社連続油被害事件」の記事における「事件後の文化財に関する対応」の解説
困難な修復 国宝や重要文化財など、被害にあった建造物、仏像などの染みの修復について文化財の修復専門家は「完全に修復するのは難しいだろう。早くしないと黒い染みとなって残ってしまう」と指摘している。 除染作業 被害をうけた各地で修復作業に向けた準備が始まり、原状回復が可能なものもある。 4月上旬に被害が発覚した二条城や東寺では、有機溶剤を塗り浮かび上がった油を紙で吸い取り、油を分解する薬品で染みを取ることに成功している。 国際的批判 2017年の第41回世界遺産委員会において、古都京都の文化財で(実際には古都奈良の文化財においても)発生している寺社連続油被害事件をヴァンダリズムであるとして議題に俎上し、加害者の追求と監視体制強化が求められた。
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