予兆の槍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 07:55 UTC 版)
コノートの見張り役はドゥフタハを見知らないが「槍がその発作(興奮)に取り憑かれたとき、そいつは大槍の石突を手のひらを横なぞりに打ち、すると穀袋いっぱいほどの嵩の、煌々とした火の粉火花が槍の穂先と尖端に噴出した」と目撃情報を報告した。また、興奮した槍を漬け込んだ、血黒い釜の中の液体(毒液)の正体は「夜中に魔法を使い、犬と猫とドルイド僧の血を使って作られたもの」だったという。 報告を受けたクーロイは「(前略)真赤な鮮血の釜が直前に置かれるのは、もしその毒血のなかに漬けこんでおかないと、槍の柄か、槍を持つ人間を焼いてしまうからだ。そしてその槍は、戦が間近だと予兆している」と説明した。槍が発作(興奮)にかられるというのは具体的に「感受性のある槍は..その震動によって、戦や殺戮が間近だと予兆する」ことだと編者ヘネシーにより解釈されている。
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