乗鞍本宮
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/11/10 02:29 UTC 版)
| 乗鞍本宮 | |
|---|---|
| 畳平駐車場の遥拝所(中ノ宮) |
|
| 所在地 | 岐阜県高山市丹生川町岩井谷1224 |
| 位置 | 北緯36度7分28.8秒 東経137度33分11.0秒 / 北緯36.124667度 東経137.553056度座標: 北緯36度7分28.8秒 東経137度33分11.0秒 / 北緯36.124667度 東経137.553056度 |
| 主祭神 | 天照皇大神、五十猛大神、於加美大神、大山津見大神 |
乗鞍本宮(のりくらほんぐう)は、岐阜県高山市丹生川町岩井谷(乗鞍岳)に鎮座する神社。
奥宮は乗鞍岳山頂に鎮座、遥拝所(中ノ宮)は乗鞍スカイライン畳平駐車場に鎮座する。唯一のアクセス道路の乗鞍スカイラインは11月1日から5月14日までは積雪のため通行止め。また開通期間はマイカー規制が行われており一般車両は通行できない。このため、基本的にはバス、タクシーでのアクセスとなる。
概要
古来より霊山である乗鞍岳に鎮座する神社であり、乗鞍岳を乗鞍大権現の神体山とする。乗鞍本宮は乗鞍岳の岐阜県側に鎮座する神社であり、長野県側には朝日権現神社が鎮座する。
乗鞍岳の信仰は、大同二年(807年)に坂上田村麻呂が登山し祈願したのが始まりという[1]。
養和元年(1181年)、源義仲の家臣が乗鞍岳に登頂。社殿を建設し黄金の神像を安置し、鞍ケ嶺神社として創建されたという[2]。その後、飛騨国側の麓の多くの伊太祁曽神社(日面、日影、旗鉾、根方、板殿、小野、瓜田、池之俣、白井、岩井など)[3][1]、槻本神社、御崎神社などが里宮となる[2]。
1928年(昭和3年)、鞍ケ嶺神社は大野郡丹生川村大字岩井の伊太祁曽神社に合祀される。同時に伊太祁曽神社は乗鞍神社に改称し、鞍ケ嶺神社は乗鞍神社の境内地となる[4][2]。
1949年(昭和24年)、乗鞍神社から分祀し、鞍ケ嶺神社跡地に乗鞍本宮として創建[4][2]し、社殿を再建。1953年(昭和28年)に乗鞍スカイライン畳平駐車場に遥拝所(中ノ宮)を設置[2]。
1990年(平成2年)、丹生川村大字池之俣の伊太祁曽神社を合祀する。
2014年(平成26年)、乗鞍神社を合祀。乗鞍神社を飛地境内社とする[2]。
主祭神
脚注
注釈
出典
参考文献
- 土田吉左衛門 編『飛騨の神社』飛騨神職会、1987年4月。国立国会図書館書誌ID:000001983469。
- 岐阜県神社庁 編『岐阜縣神社名鑑』岐阜県神社庁、2017年8月。国立国会図書館書誌ID: 028443501。
- 高山市教育委員会 編『高山市史 街道編 上』高山市教育委員会、2015年3月。
外部リンク
- 乗鞍本宮 - 岐阜県神社庁
- 乗鞍本宮のページへのリンク