中近世東洋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:52 UTC 版)
中近世の東洋の水軍においても、移乗攻撃が海戦の主要攻撃手段であることは同じであった。日本の水軍で用いられた和船構造の軍船の場合、体当たり攻撃には向かなかったとも言われ、移乗攻撃が広く用いられた。15世紀後半の日本の安宅船や中国の軍用ジャンクなどは若干の大砲を搭載し、15世紀末の亀甲船は砲撃戦を重視した設計であったとする説もあるが、全体としてみれば移乗攻撃が主たる地位を占めていた。その後、東アジアでは大砲の発達が限定的だったことや海禁政策の影響などで、海軍の進歩も停滞した。
※この「中近世東洋」の解説は、「移乗攻撃」の解説の一部です。
「中近世東洋」を含む「移乗攻撃」の記事については、「移乗攻撃」の概要を参照ください。
- 中近世東洋のページへのリンク