中東・西アジア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 02:20 UTC 版)
中東や北アフリカのアラブ諸国では、イスラム教徒の女性は伝統的には婚姻時に改氏しない。なお、アラブ圏における人名の表記は基本的には1)誰の親か、2)本人名、3)父祖の血統を表す父称群、4)出自名、5)尊称あるいはあだ名、からなる、とされる。 トルコ 同氏、別氏、複合氏からの選択制。2001年の法改正により女性の複合氏がまず認められ、2014年に婚前の氏のみを名乗ることを認めないことの違憲判決が下され、婚前氏を継続できるようになった。 イスラエル 別氏、同氏、ミドルネーム(複合姓)から選択可。 イラン 通常、婚姻時に改氏しないが、夫の氏を後ろに加える女性もいる。1976年までは妻を含め家族の氏を決める権利が夫にあったが、現在では、家族のいずれの成員も氏を自身で決めることができる。 イラク 通常は婚姻時に改氏しないが、西欧風に夫の氏にする女性もいる。 サウジアラビア 婚姻時に改氏しない。養子縁組でも改氏しない。 クウェート 婚姻時、女性は改氏しない。 バーレーン 婚姻時、女性は改氏しない。 カタール 婚姻時に改氏できない。 UAE 伝統的に婚姻時に改氏しない。 シリア イスラム教徒の女性は婚姻時に改氏しない。改氏する女性もいる。 オマーン 女性は婚姻の際に改氏しない権利を持つ。
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