中村又五郎 (3代目)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/30 21:40 UTC 版)
さんだいめ なかむら またごろう 三代目 中村又五郎 |
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屋号 | 播磨屋 |
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定紋 | 揚羽蝶 ![]() |
生年月日 | 1956年4月26日(69歳) |
本名 |
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襲名歴 | 1. 中村光輝 2. 三代目中村歌昇 3. 三代目中村又五郎 |
別名 | 藤間勘蔵(日本舞踊宗家藤間流) |
出身地 | ![]() |
父 | 二代目中村歌昇 |
兄弟 | 五代目中村歌六 |
子 | 四代目中村歌昇 初代 中村種之助 |
三代目 中村又五郎(さんだいめ なかむら またごろう、1956年(昭和31年)4月26日 - )は、俳優、歌舞伎役者。本名は小川 光照(おがわ みつてる)。屋号は播磨屋。定紋は揚羽蝶、替紋は蔓片喰。東京都出身。暁星高等学校卒業。
来歴
二代目中村歌昇の次男として東京に生まれる。
1964年(昭和39年)7月、歌舞伎座『仮名手本忠臣蔵』「八段目」の奴で中村光輝を名乗り初舞台を踏む。歌舞伎だけではなく、1969年のNHK大河ドラマ『天と地と』で、主人公上杉謙信の少年時代を演じ、同じ年のTBS『ブラザー劇場 胡椒息子』でも主人公を好演した。これらの子役にとどまらず、成長後もテレビドラマの『竹千代と母』や『大忠臣蔵』に『鬼平犯科帳』[注釈 1]、映画では1970年の『ママいつまでも生きてね』(池広一夫監督)や1978年の『赤穂城断絶』(深作欣二監督)など、多くの作品に出演した。
1981年(昭和56年)6月、歌舞伎座『船弁慶』の静御前・平知盛で三代目中村歌昇を襲名した。
2011年(平成23年)9月、新橋演舞場『菅原伝授手習鑑』「寺子屋」の武部源蔵、「車引」の梅王丸、『沓手鳥孤城落月』の豊臣秀頼で三代目中村又五郎を襲名する。
出演
- 海の次郎丸 (1968年、ABC) 次郎丸 役 主演
- 胡椒息子 (1969年、TBS) 牟礼昌二郎 役 主演
- 水戸黄門 第2部 第21話「泣くものか」(1970年2月15日、TBS/CAL) - 三吉 役
- NHK大河ドラマ
- 竹千代と母 (1970年、NTV) - 竹千代 役
- 大忠臣蔵 第32話 (1971年、NET) 定太郎 役 主演
- 不知火の小太郎 (1971年、NHK) 柳太郎 役 主演
- 青春家族 (1973年、CX)
- 新選組 第4話「千本通りに消えた銃声」(1973年、CX)- 前田荘介 役
- 子連れ狼 第一部「大五郎絶唱」(1973年、NTV) - 茂作 役
- 座頭市物語 第10話「やぐら太鼓が風に哭いた」(1974年、CX) - 天狗岩大八 役
- 鬼平犯科帳 第4シリーズ 第6話「俄か雨」(1993年) - 細川峯太郎 役
- 鬼平犯科帳 第7シリーズ〜TheFinal(1996年) - 小林金弥 役
- 無用庵隠居修行9(2025年放送予定) - 一橋治済 役[1]
顕彰
脚注
注釈
出典
- ^ 『水谷豊×岸部一徳×檀れい 痛快エンタメ時代劇『無用庵』第9弾9月放送決定!おなじみとなったコミカルな変装あり、迫真の立ち回りあり、水谷“半兵衛”が痛快な手法で悪を討つ!』(プレスリリース)株式会社BS朝日、2025年7月31日 。2025年7月31日閲覧。
- ^ “又五郎が芸術選奨文部科学大臣賞を受賞!”. 歌舞伎美人. (2012年3月14日) 2012年3月14日閲覧。
- ^ “芸術選奨、大臣賞に歌手の由紀さおりさんら”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2012年3月13日). 2025年6月27日閲覧。
- ^ “秋の褒章 桑田佳祐さんら734人に”. 産経ニュース. (2014年11月2日) 2014年11月2日閲覧。 アーカイブ 2014年11月2日 - ウェイバックマシン
- ^ “又五郎が紫綬褒章受章”. 歌舞伎美人. (2014年11月2日) 2014年11月3日閲覧。
外部リンク
- 耀の会オフィシャルサイト
- 中村 又五郎 (3代目) - 歌舞伎俳優名鑑
- 中村又五郎 - 日本俳優協会
- 中村又五郎(3代目)のページへのリンク