並列合成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/03 08:13 UTC 版)
2つのプロセス P {\displaystyle {\mathit {P}}} と Q {\displaystyle {\mathit {Q}}} の並列合成は P | Q {\displaystyle P\vert Q} のように記述され、逐次型計算モデルとプロセス計算の重要な違いとなっている。並列合成は P {\displaystyle {\mathit {P}}} と Q {\displaystyle {\mathit {Q}}} における計算を同時並行的かつ独立に進めることを可能にする。しかし同時に相互作用も可能で、同期や P {\displaystyle {\mathit {P}}} から Q {\displaystyle {\mathit {Q}}} (あるいは逆)への通信路による情報の受け渡しが可能である。エージェントやプロセスは1度に複数の通信路と接続可能である。 通信路は同期型と非同期型がある。同期通信路の場合、メッセージを送ったエージェントは相手がそのメッセージを受け取るのを待つ。非同期通信路ではそのような同期は不要である。一部のプロセス計算(特にπ計算)では、通信路そのものをメッセージとして(他の)通信路経由で送信することができ、プロセス間の連結トポロジーを変更できる。また一部のプロセス計算では、計算途中に通信路を生成することができる。
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