不静定構造物の特性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/04/01 01:11 UTC 版)
部材断面寸法を小さくできるため、経済的に有利である。例えば、連続ばりは単純ばりを連ねた構造に比べて、等分布荷重による曲げモーメントの最大値を減らすことができる。 余剰耐力が期待でき、変形能も大きい。例えば、静定トラス構造の場合、構成部材のいずれか一つでも破損すれば不安定な構造となるが、不静定トラス構造の場合は、構造の安定性は損なわれない。 車両の走行性が優れている。橋梁に限った特徴であるが、連続ばりの場合、中間支点上で桁が連続的に変形するため滑らかに走行でき、橋に加わる衝撃も小さい。 支点の沈下や温度変化が生じた時、変形が拘束されるため、新たな反力や部材力が生じる。
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