不規則網目構造説と微結晶説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 08:18 UTC 版)
「ガラス」の記事における「不規則網目構造説と微結晶説」の解説
ガラスの構造については2つの説があり、現在でも論争がある。不規則網目構造説では原子配列が結晶のように規則的でなく、不規則になっているという説である。この説はZachariasenによって提唱され、Warren、Sunを始め多数のガラス研究者によって支持され、現在に至っている。それに対し微結晶説は、ガラスは大きさ20Å以下の微結晶から成るとする説である。この説はRandallによって提唱され、Porai-Koshitsによって修正されたもので、ガラスの中で微結晶は非晶質のマトリックスによって繋がれているというものである。
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