上田市小泉地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 06:54 UTC 版)
別所層は、安曇野市田沢、松本市四賀、上田市別所温泉、同真田、坂城町、千曲市戸倉、長野市松代、須坂市付近に分布し、フォッサマグナが激しい火山活動をしていた時期に形成された緑色凝灰岩が堆積した後の、火山活動と地殻変動の比較的穏やかだった時期に海底に堆積した頁岩、黒色泥岩、を主とする地層。約1,500万年前の地層で別所層を構成する層の一つの産山層からは、有孔虫、魚類、、植物、軟体動物(二枚貝)、などの化石が豊富に産する。ほぼ全身骨格の「シナノイルカ」の化石が発見されたこともあり、長野県の天然記念物に指定されている。松本市四賀ではクジラ、海獣のトドなどの化石も産出する。 シナノイルカ 1934年5月16日、上田市泉田区小泉地区の河川工事中に発見され、旧京都帝国大学地質学部 槙山次郎により命名。体長約1.2m。
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