上海市の小籠包
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 23:29 UTC 版)
一説には上海市の都心部に位置する幾つかの商店街がそのままの起源と言われており、また一説には上海市の西北に位置する小さな街路「南翔鎮」で発祥したとされる。 南翔鎮の起源の説によれば、1871年に中国の嘉定県南翔鎮(現・上海市嘉定区の南翔鎮)の菓子屋「古猗園」の店主黄明賢が売り出した「南翔大肉饅頭」にあると言われている。南翔大肉饅頭は好評を博したため、同業者からすぐに真似された。その後、工夫を凝らして具を大きく皮を薄くし、簡単に真似ができないよう技術的な改良を加えた「古猗園南翔小籠」を販売し、たちまち有名な饅頭としてもてはやされた。当初より現在まで「南翔小籠」と呼ばれ、これが今日の「小籠包」という名称となっている。「古猗園」店主黄明賢の弟子である呉翔升が1900年に開店した老舗「長興樓」(のちに「南翔饅頭店」に改名)が1920年ごろに売り出したところ、上海で人気を呼んだ。 この説は南翔饅頭店の観光案内などに使用されるもので、歴史的資料に基づかない同店舗の宣伝の可能性がある。つまり定論が無い。
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