三船久蔵の裏固
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 08:56 UTC 版)
柔道家三船久蔵は次のような技法を裏固と称した。 取は右側面からうつ伏せ状態の受けの右足を自らの右足で引っ掛ける。さらに受けの左腋下に自らの左腕を入れて抱え込みながら仰向けに倒れこんで、受を仰向けの上体に持ち込む。この際に取の両脚は受けの右脚に絡めておく。そこから取は自ら回転して、受けをひっくり返しながらうつ伏せ状態になって受を制御する。 プロレスのフォール技ステップ・オーバー・アーム・シザースの形である。 この技は書籍『柔道大事典』の「裏固」の項で工程図付きで紹介されているが柔道競技において抑込技として認められるかどうかは記載されていない。『柔道大事典』が発行された1999年は全ての裏固が抑込技として認められていない時期だった。 柔道競技でよく使われる裏固はこの裏固の途中で受が取の上になった形に似た形である。
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