三島由紀夫への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 08:45 UTC 版)
作家の三島由紀夫は、江藤小三郎の自決について次のように述べている。 二月十一日の建国記念日に、一人の青年がテレビの前でもなく、観客の前でもなく、暗い工事場の陰で焼身自殺した。そこには、実に厳粛なファクトがあり、責任があつた。芸術がどうしても及ばないものは、この焼身自殺のやうな政治行為であつて、またここに至らない政治行為であるならば、芸術はどこまでも自分の自立性と権威を誇つてゐることができるのである。私は、この焼身自殺をした江藤小三郎青年の「本気」といふものに、夢あるひは芸術としての政治に対する最も強烈な批評を読んだ一人である。 — 「若きサムラヒのために」
※この「三島由紀夫への影響」の解説は、「江藤小三郎」の解説の一部です。
「三島由紀夫への影響」を含む「江藤小三郎」の記事については、「江藤小三郎」の概要を参照ください。
- 三島由紀夫への影響のページへのリンク