一木つくりプロペラの欠点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/12 03:06 UTC 版)
「模型航空機のプロペラ」の記事における「一木つくりプロペラの欠点」の解説
上述の分離式工法の普及に平行して、一木つくりの欠点が明らかにされた。プロペラはバルサの太い角材または厚板から削り出すが、この原木の断面には同心円状の木目の一部が、一般的には斜めに走っている。一木つくりのプロペラの両ブレードのピッチ角は互いに逆方向であるから、両方のブレードの翼断面の木目に対する角度は異なる。そのために、仕上がり重量やねじれ剛性などに差を生じ、プロペラのバランスが悪くなる。 以降、一木で作られていた固定・空転プロペラの場合も、両ブレードを別々に、原木の木目に対して同じ向きに切り出し、中央で接合する工法となった。
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