ヴォルムスの薔薇園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 16:34 UTC 版)
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『ヴォルムスのバラ園』(Rosengarten zu Worms)は、13世紀に成立した中高ドイツ語で書かれた騎士道物語の叙事詩。この物語はディートリッヒ・フォン・ベルンの物語群に属する人物と、『ニーベルンゲンの歌』に登場する人物を結びつけている。
概要
クリエムヒルトの父ギューキ王は、ヴォルムスに薔薇園を所有していた。そのギューキ王は、薔薇園にいる12人の戦士を打ち負かせるものがいるか、と挑発する。ディートリッヒ・フォン・ベルンとフン族の王エッツエルは、共同してギューキ王の挑戦を受け入れることにした。この戦いで、ディートリッヒは薔薇園を守護していたシグルズに勝利している。なお、12の戦いのうち1つを除いてすべて、ディートリッヒ側の陣営が薔薇園側に勝利している。そのため、最終的にギューキ王はディートリッヒとエッツエルを認めざるを得なくなり、勝利したディートリッヒ側には名誉とともに花輪とキスが与えられた。
外部リンク
- 『ヴォルムスの薔薇園』の裏切り者ヴィテゲ : ディートリヒ歴史叙事詩との関連から 渡邊徳明
- ニーベルンゲン伝説の人々 無限空間2号館
ヴォルムスの薔薇園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 22:07 UTC 版)
『ヴォルムスの薔薇園』の薔薇園では、ヴィテゲはディートリッヒに率いる12人の英雄として、ブルグント族の12人の英雄たちと決闘する。 作中でヴィテゲは反抗的な性格に描かれており、二刀流の巨人・アスプリアーンと戦うように命じられると巨人に恐れをなして戦うことを拒否したうえ、自分にこのような命令をするのは自分が嫌われているからだとディートリッヒたちを非難している。結局、ヒルデブラントのとりなしによってヴィテゲは巨人と戦い、これに勝利している。
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