ヴァンドーム公セザールの寝室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 14:17 UTC 版)
「シュノンソー城」の記事における「ヴァンドーム公セザールの寝室」の解説
この部屋はアンリ4世とガブリエル・デストレの息子ヴァンドーム公セザールを記念したもので、彼は1624年にシュノンソー城主となった。 注目点は以下が挙げられる。 露出した横梁が最も美しい天井。横梁は装飾されたコーニスを支える。 ルネサンス期の暖炉には、19世紀になってトマ・ボイエの紋章が描かれた。西に向かった窓の木製枠には、17世紀の女性立像が2つ刻まれている。 壁には17世紀ブリュッセルのタペストリー3枚のセットが飾られている。タペストリーはデメテルとペルセフォネのギリシア神話を題材としている。 美しい縁はブリュッセル製の典型で、コルヌコピアから溢れ出た果実や花の花綱を表現している。この部屋の4柱式ベッドと家具は、16世紀のものである。窓の左には、ムリーリョの「聖ヤコブの肖像」がある。
※この「ヴァンドーム公セザールの寝室」の解説は、「シュノンソー城」の解説の一部です。
「ヴァンドーム公セザールの寝室」を含む「シュノンソー城」の記事については、「シュノンソー城」の概要を参照ください。
- ヴァンドーム公セザールの寝室のページへのリンク