ワスパダ級ミサイル艇とは? わかりやすく解説

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ワスパダ級ミサイル艇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/03 03:48 UTC 版)

ワスパダ級ミサイル艇
インドネシア海軍のKRIバダウ(旧KDBペジュアン)
基本情報
艦種 ミサイル艇
建造所 ヴォスパー・ソーニクロフト
運用者  ブルネイ海軍
 インドネシア海軍
就役期間 1978年 - 就役中
建造数 3隻
前級 ペルウィラ級
サレハ級
ベンデハル級
次級 ダルサラーム級
イティハド級
要目
満載排水量 206 t
全長 37 m
吃水 1.8 m
主機 MTU 20V 538 TB91ディーゼルエンジン ×2基
最大速力 32ノット
航続距離 1,200海里 (14 kt巡航時)
乗員 士官4名+曹士20名
兵装
FCS BAe Sea Archer 火器管制システム
レーダー Kelvin Hughes Type 1007 対水上捜索用×1基
光学機器 Radamec 2500 電子光学式射撃指揮/目標追尾装置(近代化改修で追加)
電子戦
対抗手段
Decca RDL 電波探知装置
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ワスパダ級ミサイル艇英語: Waspada Class Fast Attack Craft)は、ブルネイ王国海軍英語版のミサイル艇の艦級。イギリスヴォスパー・ソーニクロフト系列であるヴォスパー・シンガポール社に発注され、1970年代後半に3隻が建造された[1]。2023年時点でブルネイ王国海軍からは退役しており、再就役先のインドネシア海軍で2隻が就役中である[2]

概要

ヴォスパー・ソーニクロフト社の121フィート(37メートル)型高速艇をベースに設計されたミサイル艇であり、初期のブルネイ海軍の主力として運用された[1]

鋼製の船体と軽合金製の上部構造物を持ち、武装は艦首に30mm連装機関砲、艦尾にエグゾセMM38艦対艦ミサイルの単装発射筒2基を装備している[1]。一番艦「ワスパダ」のみ、操舵室の上部後方に練習用艦橋が設けられている[1]

2011年、「ワスパダ」と「ペジュアン」が、哨戒艇および訓練艇としてブルネイからインドネシアへの供与が発表された[3]

同型艦

番号 艦名 建造所 進水 就役 退役 再就役先 艦名(番号) 再就役
P-02 ワスパダ英語版
KDB Waspada
ヴォスパー・ソーニクロフト 1977年 1978年
10月3日
2011年
4月15日
インドネシア サラワク
KRI Salawaku(842)
2011年
4月15日
P-03 ペジュアン英語版
KDB Pejuang
1978年
3月15日
1979年
3月25日
バダウ
KRI Badau(841)
P-04 セテリア英語版
KDB Seteria

脚注

出典

  1. ^ a b c d 世界の艦船 1984年5月号(通巻第335集)』海人社、1984年5月1日、20-21頁。 
  2. ^ The International Institute for Strategic Studies (IISS) (2023-02-15) (英語). The Military Balance 2023. Routledge. pp. 235,255. ISBN 978-1-032-50895-5 
  3. ^ "indonesia-get-brunei-patrol-ships"” (英語). 2011年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年3月22日閲覧。



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