ローマ前史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:14 UTC 版)
紀元前8世紀のローマの建設以前のイタリアの状況について判明していることは少ない。イタリア民族が、紀元前8世紀頃にラティウム平原に定住したが、直後に小アジアからやってきたエトルリア人が彼らを征服した。イタリア半島の住人にはエトルリア人がいた。 紀元前6世紀にイタリア民族の中のラテン人からエトルリア人への反乱が起こり、共和政が樹立された。ローマと同じ頃、ギリシャ人が「マグナ・グラエキア」と呼ばれるイタリア半島の先端やシチリア島など地域に移住し、のちに重要な都市となるシラクサやタレントゥム(現在のターラント)を建設した。その他にも、現在のラツィオ州にいたスパルタからの移民ともいわれるサビニ人、またイタリア南部の山岳地帯、特にカンパニアやモリーゼにいたサムニウム人、さらにオスキー人やウンブリア人がいた。
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