ローソク島とは? わかりやすく解説

ローソク島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/08 14:30 UTC 版)

ローソク島
ローソク島の写真
地理
場所 日本海
座標 北緯36度18分44.5秒 東経133度12分38.2秒 / 北緯36.312361度 東経133.210611度 / 36.312361; 133.210611座標: 北緯36度18分44.5秒 東経133度12分38.2秒 / 北緯36.312361度 東経133.210611度 / 36.312361; 133.210611
諸島 隠岐諸島
面積 3,300 m2 (36,000 sq ft)
最高標高 20 m (70 ft)
所属
島根県
隠岐郡
隠岐の島町
人口統計
人口 0
人口密度 0 /km2 (0 /sq mi)
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ローソク島(ローソクじま)は、日本中国地方隠岐諸島島後島北西部・代地区沖の海面上に高さ20mほど突き出した、火成岩でできた小さな無人島。行政区分としては島根県隠岐郡隠岐の島町に属する。

概要

ローソク島の夕日

ローソク島は、隠岐諸島を構成する島の1つとして数えられる、日本海に存在する無人島である[1]。島の面積は、0.0033km2[2][1]。この島は、鮮新世前期(約500万年前)に噴出して出来た火山岩で形成されている[3]。名前の由来は、ろうそくのような細長い岩の形状、特に夕日が先端に重なった時に灯がともっているように見えるさまから。大山隠岐国立公園の一部に指定されていて[1]奇岩として観光地となっている。

歴史

ローソク島の存在は、隠岐諸島内では古くから知られていた。しかし、島外でも知られるようになったのは第二次世界大戦後に観光地化が進んで以降である。現在では島内で指折りの観光スポットとなっており、島で作られている藻塩炊き式のの商品名にも「ローソク島」の名が使われている。その反面、長らく隠岐を代表する景勝地として知られていた白島海岸への遊覧船の客がローソク島観光に吸収されてしまっているとの指摘もある[4]

以前は個人観光客の依頼に基づきボランティアが案内する形態だったが、2002年平成14年)からは予約制の有料遊覧船が就航している。岩から20分ほどの距離にある重栖港と福浦港が主な遊覧船の出航地となっており、4月から10月のみ運航されている[5]

脚注

  1. ^ a b c 日外アソシエーツ編集 『島嶼大事典』 p.540 日外アソシエーツ 1991年12月20日発行 ISBN 4-8169-1113-8
  2. ^ 菅田 正昭 編・著 『日本の島事典』 p.266 三交社 1995年6月25日発行 ISBN 4-87919-554-5
  3. ^ 総合誌 隠岐の島 2008年8月号』隠岐の島町、2008年、p.11
  4. ^ 隠岐の島議会だより 2009年10月号』隠岐の島町、2009年、p.5
  5. ^ 年間の主なイベント(隠岐の島町ホームページ)

参考資料

関連項目


ローソク島

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海食柱の一覧」の記事における「ローソク島」の解説

ローソク島は、隠岐諸島存在する海食柱

※この「ローソク島」の解説は、「海食柱の一覧」の解説の一部です。
「ローソク島」を含む「海食柱の一覧」の記事については、「海食柱の一覧」の概要を参照ください。

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