ロアルド・ダールによる普及
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:35 UTC 版)
「グレムリン」の記事における「ロアルド・ダールによる普及」の解説
作家のロアルド・ダールは、グレムリンの存在を英国空軍以外にも知らしめた。 彼は英国空軍の飛行隊(No. 80 Squadron RAF)に所属して中東で兵役に就いていた。また、ダール自身も飛行機のトラブルにより、砂漠に不時着した経験がある。 1942年1月、彼は英国大使館の航空担当補佐官としてワシントンDCに赴任した際に、彼はこのグレムリンの物語を書いた。空軍の戦闘機に住み着いた小さな人間のような存在であるとして、グレムリンの妻をフィフィネラ(Fifinellas)、グレムリンの男の子を ウィジェット(Widgets)、グレムリンの女の子をフリバーティギベット(Flibbertigibbets)と呼んだ。ダールは完成した原稿をイギリス情報局の局長であるシドニー・バーンスタインに見せたところ、バーンスタインはこれをウォルト・ディズニーに送ることを思いついた。 『グレムリン』は、ウォルト・ディズニーにより実写/アニメーション映画として企画されたが、最終的には頓挫してしまった。しかし、ロアルド・ダールが作り出したグレムリンのイメージが米国をはじめ、世界に広まったのは確かである。
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