レンゴン渓谷とは? わかりやすく解説

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レンゴン‐けいこく【レンゴン渓谷】

読み方:れんごんけいこく

Lenggong Valleyマレーシアマレー半島北西部ペラ州の町レンゴンにある渓谷ペラ川沿い南北延びる。首都クアラルンプールの北約240キロメートル位置する200万年にわたる先史時代の遺跡群があり、旧石器時代道具の製作場洞窟壁画装飾品などが発見されている。いずれも保存状態がよく、2012年に「レンゴン渓谷の考古遺産」の名称で世界遺産文化遺産)に登録された。


レンゴン渓谷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/26 14:56 UTC 版)

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座標: 北緯5度06分 東経100度58分 / 北緯5.100度 東経100.967度 / 5.100; 100.967

レンゴン渓谷の考古遺産
マレーシア
英名 Archaeological Heritage of the Lenggong Valley
仏名 Patrimoine archéologique de la vallée de Lenggong
面積 398.64 ha
(緩衝地帯 1,786.77 ha)
登録区分 文化遺産
文化区分 遺跡
登録基準 (3), (4)
登録年 2012年
第36回世界遺産委員会
公式サイト 世界遺産センター(英語)
地図
使用方法表示

レンゴン渓谷(Lenggong)は、マレーシアマレー半島北部にある渓谷で、考古遺跡がある。183万年前から1700年前の石器加工場・洞窟群である。2012年6月30日、「レンゴン渓谷の考古遺産」として、UNESCO世界文化遺産に登録された[1]。この遺跡群は、200万年ほど前の旧石器時代のものであると考えられており、アフリカ大陸を除けば世界最古の人類の痕跡とされている。旧石器時代から鉄器時代にかけての4つの遺跡が確認されている。「Perak Man(ペラ・マン)」という人骨の、東南アジアで最も完全な全身骨格が発見された場所でもある[2][3]。また、旧石器時代・新石器時代・青銅器時代などの遺物が見つかっている。

登録基準

この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。

  • (3) 現存するまたは消滅した文化的伝統または文明の、唯一のまたは少なくとも稀な証拠。
  • (4) 人類の歴史上重要な時代を例証する建築様式、建築物群、技術の集積または景観の優れた例。

出典

  1. ^ レンゴン渓谷の考古遺産 | 国際機関日本アセアンセンター” (日本語). 2020年11月26日閲覧。
  2. ^ 人類の歴史を紐解くマレーシアの世界遺産・レンゴン渓谷の考古遺跡” (日本語). skyticket 観光ガイド. 2020年11月26日閲覧。
  3. ^ 世界遺産センター - レンゴン渓谷の考古遺産” (日本語). UNESCO World Heritage Centre. 2020年11月26日閲覧。


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