レベルストークダムとは? わかりやすく解説

レベルストークダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/05 03:44 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
レベルストークダム
所在地 カナダブリティッシュコロンビア州レベルストーク
位置 北緯51度02分58秒
西経118度11分38秒
河川 コロンビア川
ダム湖 レベルストーク湖
ダム諸元
堤高 175 m
湛水面積 11,534 ha
利用目的 発電
事業主体 BCハイドロ
電気事業者 BCハイドロ
発電所名
(認可出力)
レベルストーク発電所 (1,980,000kW)
着手年/竣工年 ?/1984年
テンプレートを表示

レベルストークダム (Revelstoke Dam) は、カナダブリティッシュコロンビア州レベルストーク (Revelstoke) から5キロメートル北に離れた場所にある、コロンビア川に建設された水力発電のためのダムである。発電所1984年に完成し、198万キロワットの発電が可能である[1]水車発電機は初め4台が設置され、現在は5台目を増設する工事が行われている。ダム湖(人造湖)の名はレベルストーク湖 (Lake Revelstoke) という[2]。ダムの運営はBCハイドロ (BC Hydro and Power Authority) によって行われる。ダムの下流にはアロー湖 (Arrow Lakes) があり、コロンビア川はアメリカ合衆国ワシントン州へと至る。

日本メーカー製発電機の導入

当初設置された4台の水車発電機は日本電機メーカー富士電機によるものである[3]。BCハイドロはピースリバーポーテージマウンテン発電所やジョルダンリバー発電所に富士電機製の機器を導入しており、その実績を評価してレベルストークダム用の水車発電機を富士電機に対して発注した。1台あたりの出力は49万5,000キロワットに達し、発電機三相電磁石同期電動機)の回転子は外径13.6メートル、それを支える軸受には2,000トンもの荷重が加わる。発電用水車としてはフランシス水車を採用し、その重さは160トン。翼の形状はコンピュータを駆使した流れ解析技術によって最適なものとしている。

レベルストークダム・ビジターセンター

レベルストークから北へ5キロメートル離れた場所に、レベルストークダム・ビジターセンター (Revelstoke Dam Visitor Centre) がある。この施設ではダムや水力発電に関することのほか、2009年からはファースト・ネーションと呼ばれるカナダの先住民であるセクウェップム族 (Secwepemc) やオカナガン族 (Okanagan people)、クートニー族 (Ktunaxa) の人々の歴史や文化についての展示も行われている。劇場ギフトショップ遊歩道が整備されている。

拡張工事

BCハイドロは現在、5台目の水車発電機を増設している。完成すれば50万キロワットの出力増加となり、総出力は248万キロワットとなる。[4][5]

脚注

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「レベルストークダム」の関連用語

レベルストークダムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



レベルストークダムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのレベルストークダム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS