レインボーの法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/02 01:50 UTC 版)
1960年代のそごうは大阪店、神戸店、そして規模が小さい東京店(有楽町そごう)の3店しかなく「二流デパート」を抜け切れないでいた。有楽町に続く店舗を東京に進出したかったが、都内の出店は年々投資額が増すばかりだった。 そんな中で水島は、知人からアメリカの小売業で成功した「レインボーの法則」なる経営戦略を聞く。レインボーの法則とは、大都市から一定の距離を置いて虹のように取り囲んで出店すれば成功するという戦略を指す。東京から虹のように架けられるラインといえば国道16号で、これが後のそごうにおける重要な経営戦略となった。 1967年3月に4店目となる千葉そごうを開店。この際にそごう本体とは独立した形で「株式会社千葉そごう」を設立し、会長に水島が就任した。日本各地に次々と出店するそごう各店を別会社とし、その株式を千葉そごうが握る形で、そごうグループを牛耳った。
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