レアケンボー音楽祭
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1963年から1994年までほぼ毎年夏にレアケンボーを会場にして、国際的に高いレベルのレアケンボー音楽祭 (デンマーク語:Lerchenborg Musikdage、英語:Lerchenborg Music Days) が開催された。その目的は、デンマークの音楽振興と、他の国々の音楽との交流にあった。また若い演奏家や作曲家たちに創造的な機会を提供し、クラシックの伝統を大事にすると同時に現代音楽の方向性を模索してもらうことにあった。音楽祭は次第に国際的な音楽交流の場として知られるようになった。 1995年にレアケンボー音楽祭はこうした活動に終止符を打ったが、海外の音楽祭の共催などは継続している。 レアケンボー音楽祭には世界中から何百人もの音楽家が参加してきた。ピアニストとして日本からの高橋アキやロシアからのタチアナ・ニコラーエワ、またイギリスからアルディッティ弦楽四重奏団、オランダのヴァイオリニストのニコライ・ズナイダー、チェコのチェリスト、ミカエラ・フカチョヴァーなど多岐に渡る。 音楽祭のセミナー、ワークショップ、そしてコンサートに参加した50人以上の作曲家には、日本の湯浅譲二と松平頼則、イギリスのハリソン・バートウィッスル、ロシアのソフィア・グバイドゥーリナ、ポーランドのヘンリク・グレツキ、そしてデンマークのヴァン・ホルンボーなどがいる。 各国の現代音楽の紹介を行うこの音楽祭は、爵位を持つルイーズ・レアケ-レアケンボーが一人で主催、企画していた。2018年3月には彼女の80歳を祝うコンサートが開催された。
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