ルービンシュタインと室内楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 14:59 UTC 版)
「アルトゥール・ルービンシュタイン」の記事における「ルービンシュタインと室内楽」の解説
特にソリストとして有名ではあるものの、卓越した室内楽演奏家でもあり、シェリングや、フルニエ、グァルネリ弦楽四重奏団などと組んでモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ドヴォルザークの作品を録音した。 ハイフェッツ及びエマーヌエル・フォイアーマン(のちにピアティゴルスキー)とのピアノ・トリオは有名で、ラヴィニアの音楽祭で共演した際に、宣伝担当者が「百万ドルトリオ」と名づけた(ただし、ルービンシュタインはこの呼び名をひどく嫌っていた)。しかし、ハイフェッツとは作品の解釈や、どちらの名が先にレコードのジャケットに表記されるべきかをめぐって常に揉め、芸術的にも人間的にも対立点が多く、1950年を最後に2度と共演はおこなわなかった。 「百万ドル・トリオ」の華麗な演奏マナーを反省し、シェリングやフルニエと組んで録音したブラームスのピアノ三重奏曲全集と同じ顔ぶれによるシューベルトのピアノ三重奏曲集で、1975年と1976年にグラミー賞を授与されている。そのほかにも2度グラミー賞に輝いている。
※この「ルービンシュタインと室内楽」の解説は、「アルトゥール・ルービンシュタイン」の解説の一部です。
「ルービンシュタインと室内楽」を含む「アルトゥール・ルービンシュタイン」の記事については、「アルトゥール・ルービンシュタイン」の概要を参照ください。
- ルービンシュタインと室内楽のページへのリンク