ルナグローブ 1
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 16:47 UTC 版)
「ルナグローブ計画」の記事における「ルナグローブ 1」の解説
ルナグローブ 1はロシアによる無人の探査計画で軌道周回機とペネトレーターで構成される。LUNAR-Aから継承した4機の日本製ペネトレーターを使用する。それぞれの重量は45 kg (100 lb)で14 kg (31 lb)の推進器を含む。ルナグローブは2015年にソユーズ2ロケットで打ち上げられ4機のペネトレーターを使用して月面の振動を検出する地震学の実験を行う予定である。これらの実験によって月の起源を明らかにする事が期待され、ペネトレーターはアポロ11号とアポロ12号の着陸地点の近くに設置することが予定され1969年から1974年に収集されたデータを活用する予定である。 なお、LUNAR-A用に開発された日本のペネトレータは、2011年3月の時点ではルナグローブ1への搭載は間に合わない見込みとなっている。このため、後続のロシアの探査機への搭載が検討されている。 軌道周回機のペイロードは全部で120 kgで宇宙物理学の実験機材が搭載され、ダストモニターやプラズマセンサーや超高エネルギー宇宙線の調査の為に設計されたLORDが含まれる。
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