ルターの聖餐理解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 06:09 UTC 版)
マルティン・ルターにとっては、「聖晩餐において、キリストの体と血がパンとぶどう酒の中に,それとともに,これのもとにある」ことが重大関心事であり、「したがって,十戒と,主の祈りと,信条とが,その本質と価値を保たれているならば,たといあなたがそれらをそのとおりに守らず,祈らず,信じないとしても,しかもこれは尊いサクラメントであることを損なわれず,そのため,われわれがそれをふさわしく執行しなかったとしても,そこから何一つ取り去られず、差し引かれないのである」ことを強調したため、「キリストの御体を,霊も信仰もなしで,身体的に食することは,毒となり,死となるのである」としつつも、「祭壇のサクラメントについて,われわれはかく信じる.聖晩餐のパンとぶどう酒は,キリストのまことの体また血であり,単に敬虔な者にだけでなく,悪しきキリスト者にも,与えられ,受け取られる、と。」とされた。
※この「ルターの聖餐理解」の解説は、「聖餐論」の解説の一部です。
「ルターの聖餐理解」を含む「聖餐論」の記事については、「聖餐論」の概要を参照ください。
- ルターの聖餐理解のページへのリンク