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リー・マクレー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/27 14:02 UTC 版)

リー・マクレー
選手情報
ラテン文字 Lee McRae
国籍 アメリカ合衆国
競技 陸上競技 (短距離走)
種目 60m, 100m
大学 ピッツバーグ大学
生年月日 (1966-01-23) 1966年1月23日(51歳)
出身地 ノースカロライナ州ペンブローク英語版
身長 167cm
体重 71kg
成績
世界選手権 100m 6位 (1987年)
4x100mR 優勝 (1987年)
地域大会決勝 パンアメリカン競技大会
100m 優勝 (1987年)
4x100mR 優勝 (1987年)
国内大会決勝 全米室内選手権
60y 優勝 (1986年)
55m 優勝 (1987年)
自己ベスト 屋外記録
100m 10秒07 (1987年)
100m 10秒02w (1986年)
200m 20秒50 (1987年)
200m 20秒44w (1987年)
室内記録
50m 5秒68 (1989年)
55m 6秒00 (1986年)
60m 6秒50 (1987年)
編集 

リー・マクレーLee McRae1966年1月23日 ‐ )は、アメリカ合衆国ペンブローク英語版出身で短距離走が専門の元陸上競技選手。55mで6秒00(室内アメリカ合衆国記録、元室内世界記録)、60mで6秒50(元室内世界記録)、100mで10秒07の自己ベストを持つ。1987年ローマ世界選手権における男子4×100mリレーの金メダリスト、男子100mのファイナリスト(6位)である。

経歴

1987年3月、インディアナポリス世界室内選手権の男子60mに出場すると、準決勝を6秒58の自己ベスト(当時)で突破して決勝に進出した。決勝では準決勝の記録を更に縮める6秒50をマークし、6秒41の室内世界記録を樹立したベン・ジョンソンには敗れたものの、2位に入り銀メダルを獲得した。しかし、1989年にベン・ジョンソンのドーピングが発覚し、ベンジョンソンの記録は抹消された。そのため、マクレーは金メダルに繰り上がり、決勝でマークした6秒50は室内世界記録となった[1][2]

1987年7月、ザグレブユニバーシアードに出場すると、男子100mにおいて大会記録(当時)および自己ベストとなる10秒07(+0.5)をマークして金メダルを獲得[3]。アメリカ合衆国チームの1走を務めた男子4×100mリレーも金メダル獲得に貢献し[注 1][4]、大会2冠を達成した。

1987年8-9月、ローマ世界選手権に出場すると、男子100mは1次予選と2次予選を突破して準決勝に進出した。準決勝は組4着までに入れば決勝進出という条件の下、マクリーは10秒37(-0.3)の組4着に入り、組5着とは同タイム着差ありという接戦を制してファイナリストとなった。決勝は10秒34(+1.0)の7位に終わったが、優勝したベン・ジョンソンはその後ドーピングで失格となり、マクリーの順位は繰り上がり6位となった[5]。男子4×100mリレーでは予選・準決勝・決勝の全てのラウンドでアメリカ合衆国チームの1走を務め[注 2]、金メダル獲得に貢献した[6][7]

自己ベスト

記録欄の( )内の数字は風速m/s)で、+は追い風を意味する。

種目 記録 年月日 場所 備考
屋外
100m 10秒07 (+0.5) 1987年7月14日 ザグレブ
10秒02w (+4.5) 1986年6月20日 ユージーン 追い風参考記録
200m 20秒50 (-0.2) 1987年6月3日 バトンルージュ
20秒44w (+3.9) 1987年6月5日 バトンルージュ 追い風参考記録
室内
50m 5秒68 1989年1月13日 ハミルトン
55m 6秒00 1986年3月14日 オクラホマシティ 元室内世界記録
室内アメリカ合衆国記録
60m 6秒50 1987年3月7日 インディアナポリス 元室内世界記録

主要大会成績

備考欄の記録は当時のもの

大会 場所 種目 結果 記録 備考
1986 グッドウィルゲームズ (en モスクワ 100m 4位 10秒12
4x100mR 優勝 37秒98 (1走)
1987 世界室内選手権 インディアナポリス 60m 優勝 6秒50 世界記録
大会後に2位から順位繰り上がり
ユニバーシアード (en ザグレブ 100m 優勝 10秒07 (+0.5) 大会記録
自己ベスト
4x100mR 優勝 38秒66 (1走)
パンアメリカン競技大会 (en インディアナポリス 100m 優勝 10秒26
4x100mR 優勝 38秒41 (3走)
世界選手権 ローマ 100m 6位 10秒34 (+1.0) 大会後に7位から順位繰り上がり
4x100mR 優勝 37秒90 (1走)

全米タイトル

  • 全米室内選手権
    • 1986年 - 60y : 6秒06
    • 1987年 - 55m : 6秒14
  • 全米学生選手権(NCAA選手権)
    • 1986年 - 100m : 10秒11
  • 全米学生室内選手権(NCAA室内選手権)
    • 1986年 - 55m : 6秒00
    • 1987年 - 55m : 6秒13
    • 1988年 - 55m : 6秒07

脚注

注釈

  1. ^ 決勝のアメリカ合衆国チームは、2走がフロイド・ハード、3走がロレンツォ・ダニエル英語版、4走がウォーレス・スピアモン・シニア
  2. ^ 決勝のアメリカ合衆国チームは、2走がリー・マクニール英語版、3走がハーヴェイ・グランス英語版、4走がカール・ルイス

出典

外部リンク

記録
先代:
国際陸上競技連盟
世界室内記録を
1987年1月1日から公認
男子60m
室内世界記録保持者
(6秒50)

1987年3月7日 - 1991年2月13日
次代:
リロイ・バレル
(6秒48)
先代:
男子55m
室内世界最高記録保持者
(6秒00)

1986年3月14日
次代:
オバデレ・トンプソン
(5秒99)
1997年2月22日



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