リベイテッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 23:38 UTC 版)
リベイテッドリムの薬莢では、リムが薬莢の基部の直径よりかなり小さく、(薬莢を)引き出すためだけに使われる。この機能はリムレス薬莢と同じだが、そのほかに、ほかの弾薬との互換性を考える上での利点も備えている。この例として、デザートイーグルピストルでよく使われるリベイテッドリム弾薬である.50アクションエクスプレス(.50 AE)がある。生産を簡単にし、所有コストを下げるために、.50AEは、デザートイーグルの最も一般的な口径である.44マグナムのリムの直径と、同じ直径のリベイテッドリムを持っている。.44マグナムと同径のリムを持っているので、デザートイーグルは、銃身と弾倉を交換するだけで、.44マグナムから.50AEに変更できる。ほかにも、短命におわったジェリコ941コンバーチブルピストルでつかわれた.41アクションエクスプレスがある。ジェリコ941は、同じ弾倉を使用し、銃身を交換するだけで口径を(9mmパラベラムに)変えることができる。 最近(2000年代初頭)では、ウィンチェスター・ショートマグナム、ウィンチェスター・スーパーショートマグナム、および、小銃弾のレミントン・ウルトラマグナムとレミントン・ショートアクション・ウルトラマグナム・ファミリーは、リベイテッドリムを持っている。これらは、既存のマグナムライフルのボルトフェイスに適合するように設計されているが、より多くの容量を得るために薬莢が太くなっている。 リベイテッドリムは、APIブローバック方式の弾薬の特徴でもある。これら、ベッカー20mm機関砲から発展した自動砲(エリコン機関砲ファミリーが最も有名である)の兵器は、薬莢を収めるのに必要な長さより長いストレートな薬室を持っている。これが意味するのは、エクストラクターの爪も含めて薬室の中に収まらなければならないということである。したがって、これら薬莢はリベイテッドリムを持っている。
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