リヒテンシュタインの君主大権
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/30 22:06 UTC 版)
「大権」の記事における「リヒテンシュタインの君主大権」の解説
リヒテンシュタインでは今でも絶対君主制が存続している。その理由は2つある。リヒテンシュタイン家が富裕で国庫からの歳費収入に依存していないこと、そして以下の経緯で大権を保持していることである。 ドイツでのナチスの躍進にともなって公国内でもナチス支持者が増加し、次回総選挙では多数の当選者が出ることが予測されていた。この危機に対してフランツ・ヨーゼフ2世は君主大権によって総選挙を無期延期とし、ナチスの勢力拡大を防いだ。 この時総選挙が延期されずに実施されていたならば、リヒテンシュタイン公国はナチス・ドイツへの併合あるいは枢軸陣営での参戦などという事態となり、第二次世界大戦の惨禍をまともに受けていたと考えられている。 リヒテンシュタイン家では、この間の経緯について「君主大権の行使により国難を未然に回避した」と自負しているようであり、君主大権を保持することの正当性を示していると考えているらしい。 この項目は、政治に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 政治学/ウィキプロジェクト 政治)。
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