ランベルトせいかくえんすい‐ずほう〔‐セイカクヱンスイヅハフ〕【ランベルト正角円×錐図法】
ランベルト正角円錐図法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/12 22:27 UTC 版)


ランベルト正角円錐図法(ランベルトせいかくえんすいずほう)とは、投影法の一つで、正角図法の一種である。
北極点(もしくは南極点)を頂点とする扇形の地図である。緯線は極を中心とする同心円状に、経線は極から放射状に描かれる。地図上の全ての点において、緯線・経線の長さの比が地球楕円体面上における値と等しくなるように緯線の間隔を調整することで、角度・形を正しく表現している。
特に中緯度において歪みが小さく、地形図(フランスやベルギーなど)・航空図・天気図などに広く用いられる。日本の国土地理院発行の地図では、50万分の1地方図と100万分の1国際図で採用している。
表式
ランベルト正角円錐図法の式には、標準緯線 (standard parallel) を1つ指定する 1標準緯線型 又は 接円錐型 (tangent type) と、2つ指定する 2標準緯線型 又は 割円錐型 (secant type) がある。
以下では地球を赤道半径 a 、離心率 e の回転楕円体として説明する。
2標準緯線型
座標原点を極点にとり、極点から赤道へ向かう方向を正方向とした中央経線をX軸に設定し、当該中央経線の経度を λ0 とするとき、2つの標準緯度 φ1, φ2 に対して、緯度 φ、経度 λ の点を
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