ランチョとホームステッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/09 07:01 UTC 版)
「ビッグサー」の記事における「ランチョとホームステッド」の解説
メキシコが1821年にスペインからの独立を果たした時、カリフォルニアの他地域と同様ビッグサーもメキシコの一部になった。1834年、メキシコの総督ホセ・フィゲロアがビッグサーの北部でフアン・バウティスタ・アルバラドに広さ8,949エーカー (36 km²) の特許土地ランチョ・エル・スルを与えた。その後間もなくアルバラドの姻戚による叔父ジョン・B・R・クーパー船長がこのランチョを所有した。ビッグサーに今も残っている最古の建物は「クーパー・キャビン」と呼ばれ、1861年にクーパーの牧場に建てられたものである。 1848年、米墨戦争の結果として、メキシコはカリフォルニアをアメリカ合衆国に割譲した。1862年にアメリカでホームステッド法が成立した後、幾らかの頑健な開拓者が広さ160エーカー (0.6 km²) の無料の土地に惹きつけられてビッグサーに移動してきた。地元の地名はこの時期の開拓者に因むものが多い。例えば、ガンボア、ファイファー、ポスト、パーティントン、ロスおよびマックウェイなどであり、よくある名前になっている。この地域はイングランドとスペインの歴史的遺産を継承し、新しい開拓者は英語とスペイン語を混ぜて「ビッグサー」という地名を使うようになった。
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