ヨーロッパ原産種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 15:47 UTC 版)
花は一般に小柄で、色は紫紅色、紅、あるいは白を基調とする。性質としては耐寒性は強いが夏の暑さには弱い。ヨーロッパでは当然ながら古くから親しまれたが、日本の気候では栽培は容易でない。特に夏の高温多湿、冬の乾燥に弱く、太平洋岸の低地での栽培は難しい。そのために日本ではごく少数の種が鉢植えで栽培されている程度に限られている。 欧米においては庭園の植物として重要視され、本群のものを中心としてヒース・ガーデンというものも作られていた。E. carnea、E. ciliaris、E. cinerea、E. erigena、E. mackaiana、E. vagansなどが古くから栽培され、特に E. cinerea はヨーロッパ系の種では最も美しいとされる。これらを基に選別された園芸品種も数多い。来歴がはっきりしていない園芸品種もまた多く存在し、ヨーロッパではそれらを総じる名称として‘ヒエマリス’と呼ぶ。日本ではその一部が‘クリスマス・パレード’の名で紹介されている。他にも交配品種が作出されている。 E. cinerea E. cinera E. vagans
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