ヨートスプレングの船
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 20:34 UTC 版)
「ロングシップ」の記事における「ヨートスプレングの船」の解説
ロングシップの初期の形の一つはヨートスブレング (Hjortspring) ・ボートである。艇長13 mのボートがデンマークのアルス島のヨートスプレング農園で見つかった。これは紀元前350年から紀元前200年にかけて5枚のライム材の厚板を使って造られたと推定され、神に捧げる物として池に降ろされた初期の戦闘用のカヌーというのが解釈である。その形状は例えば重ね張り構造というような後のロングシップの形態の幾つか示している。船体用板はクリート(cleats)と呼ばれる楔形の部材を継ぎ合わせ、内側からヘーゼルウッドのリブ(肋材)で固定されている。甲板材と船べりをつなぐ方法は、後のロングシップでは外洋航海に耐えられる構造として採られている。推進方法はパドル(短く幅広の櫂)による手漕ぎだった。
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