ヤノメ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 00:17 UTC 版)
マーチたちは、生贄を選んでいた祈祷師のピオランとともに、馬車でヤノメへ向かっていた。ピオランは祈祷師を騙った罪人として移送されていたのだった。ヤノメへ到着してすぐ、一行はハヤセに薬を盛られて眠り投獄される。獄中でマーチは、同じく連れてこられた瀕死のオニグマの看護を任された。マーチは、これまで一方的に崇拝、畏怖されてきたオニグマを憐れみ、優しく接した。そんな中でオニグマは、穏やかな表情で最期を迎えた。そのころ、別の檻に捕らえられていたパロナは脱獄の計画をたてて、マーチたちは馬車で逃亡する。しかし、追跡するハヤセの矢によってマーチは絶命する。オニグマに変貌したフシがハヤセの部隊を倒した後、フシとパロナは村へ生還し、マーチの死を両親に伝えた。フシは一人、ハヤセの追跡から逃れるために村を離れた。 フシはどさくさに紛れて逃亡していたピオランと再会する。ピオランはフシに知識を与えた。フシはマーチの情報を得たことで「大人になる=多くを知る」ことを覚え、知識を貪欲に飲み込み、会話を成立させるまでになった。2人はタクナハへ向かっていた。その道中、フシは得体の知れない怪物に襲われる。困惑する彼の前に、観察者が現れる。観察者はフシに、怪物がフシの得た情報を奪う力を持つ、フシの敵であると教える。フシはオニグマやマーチの力を駆使し、辛くも勝利、奪われた情報を取り戻した。
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