モリとモロ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/07/29 20:36 UTC 版)
モリ(守)はモロ(諸)にしばしば転化する。コリ(凝)がコロに転化するのと同様の現象である。この視点から地名、人名、神社名などを見直すと、新たな古語を見出すことが出来る。ヒナモリの地名や神社が残されている日向国の「モロアガタ(諸県)」郡は「モリアガタ」郡となる。多遅摩母呂須玖(モロスク)は元来、多遅摩守須玖(モリスク)と、酢鹿之諸男(スガノモロオ)は酢鹿之守男(スガノモリオ)となり、タジマモリの系譜に「モリ」が受け継がれている事がわかる。また、御諸神社(山城国紀伊郡)は御守神社、玉諸神社(甲斐国山梨郡)は玉守神社、高諸神社(備後国沼隈郡)は高守神社と元来読まれたと考えられる。
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